痕跡
時間に追われる日々の中で、自分が生きている証拠を残せているのだろうか。
残せているとしたら、それの証明方法は?
誰に対して残したいの?
そんな問いに答えられる訳もなく、
今日も泥のように眠ってしまった。
言葉は、いつも消える。
言葉は生きている証拠になるだろうか。
言葉を紙飛行機に乗っけて、追い風と共に飛ばすと誰かが受け取ってくれるのかな。
どこかの木に引っかかったりしていないか、そんなことが気がかりで。
紙飛行機の軌道は虹を描く。
だったら、紙飛行機にも言葉にも精一杯の色をつけてあげないとなぁ。